娘は、毎日スクールバスに乗って学校へ通っています。
家から5分ほどの場所までバスが迎えに来てくれるのですが、そこまでの道のりがなかなか大変です。
バス停までの道路は、車が1台通るのがやっとというほど狭く、しかも急な勾配。さらに車や自転車の往来も多いため、注意しながら進まなければなりません。小学校1年生の頃から、交通ルールを覚えながら一緒に通い、今でも“自分で通えること”を目標に練習を続けています。
当初は、勾配のある道を車椅子でこぐだけの腕力や握力がまだなく、大人が後ろから押してサポートしていました。
それが、2年生になった今では、急な坂道でもしっかりこいで登れるように。日々の通学だけで、こんなにも体力がつくのだと驚かされます。
近所の公園にも、実は難所があります。
歩道の凹凸が激しく、大人でもつまずきそうなほどの段差。以前は車椅子でそこを通り抜けることは難しく、いつも私が手伝っていました。
ところが先日、久しぶりにその公園へ行くと、娘はなんと一人でゴトゴトと凹凸の歩道を乗り越えていったのです。
その姿を見た瞬間、胸が熱くなり、思わずひとりで感激してしまいました。
我が娘ながら、本当にたくましい!
今ある環境の中で、娘ができることはゆっくりですが確実に増えてきています。
もちろん、すべての道路がバリアフリーになれば理想です。でも「環境が変わるのを待つだけでなく、自分自身が変わっていく力」も大切だと、娘を見ていると気づかされます。
娘には、そんな前向きな強さをこれからも育んでいってほしいと思います。

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